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【2021年上半期】#名刺代わりの小説10選を集計【ランキングTop40】


2021年上半期につぶやかれた、Twitterのタグ#名刺代わりの小説10選から、100いいね以上の614ツイート【6048票】を集計して、ランキング【Top40】にしました。


集計する際の条件(有効数)

  • 2021年1月1日〜2021年6月30日の間に、
  • #名刺代わりの小説10選のタグを付けてつぶやかれた、
  • いいねの数が100以上の、614ツイートが対象
  • 小説の数が10以下、10以上のツイートもカウントしました。
  • 同一アカウントからのつぶやきも、含まれているかもしれません。
  • 作家名が書かれておらず、作品名だけで特定できる場合、カウントしました。
  • 誤字脱字の場合も、特定できる場合、カウントしました。
  • 集計日:2021年9月1日時点
  • 以上の条件から、有効数は【6084票】となりました。


ランキング【Top40】

1位(79票)~10位(38票)

1位(79票)

『かがみの孤城(上)』(ポプラ文庫)辻村深月【著】『かがみの孤城(下)』(ポプラ文庫)辻村深月【著】、第15回(2018年)本屋大賞受賞

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

https://www.poplar.co.jp/pr/kagami/

2位(69票)

『十角館の殺人』(1987)/綾辻行人【著】・講談社文庫(1991)・講談社文庫〈新装改訂版〉(2007)・YA!ENTERTAINMENT(2010)・コミックリメイク:アフタヌーンコミックス(2019)

伝説の建築家・中村青司が各地で建てた、風変わりな「館」で、次々と不可解な惨劇が……。謎とサスペンス、意外な結末を存分に楽しめる、現代本格ミステリの金字塔。

孤島・角島で、大学ミステリ研の7人を襲う恐怖。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

http://kodanshabunko.com/ayatsuji/yakata.html

「館」シリーズ


3位(68票)

『蜜蜂と遠雷(上)』(幻冬舎文庫)/恩田陸【著】『蜜蜂と遠雷(下)』、第156回(2016年下半期)直木賞受賞、第14回(2017年)本屋大賞受賞、2019年映画化

俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。

養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。

彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

https://www.gentosha.co.jp/book/b10300.html

4位(61票)

『流浪の月』/凪良ゆう【著】、第17回(2020年)本屋大賞受賞、2022年映画化

愛ではない。けれどそばにいたい。実力派作家が放つ、息をのむ傑作。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

https://special.tsogen.co.jp/rurounotsuki

5位(47票)

『舟を編む』(光文社文庫)/三浦しをん【著】、第9回(2012年)本屋大賞受賞、2013年映画化、2016年テレビアニメ化

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334768805

6位(41票)

『図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)』(角川文庫)/有川浩【著】、第39回(2008年)星雲賞日本長編作品部門、2008年テレビアニメ化、2012年劇場アニメ化、2013年実写映画化第一弾、2015年実写映画化第二弾

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る"王子様"の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から良書を守るための組織・図書隊に入隊した一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが......!?様々な困難と出来事、そして、本を狩る組織・メディア良化委員会にひたむきに立ち向かう、郁を始めとする図書隊の面々。そう、すべては本と自由を守るため......。

https://promo.kadokawa.co.jp/toshokan-sensou/

図書館戦争シリーズ


7位(40票)

『告白』(双葉文庫)/湊かなえ【著】、第29回(2007年)小説推理新人賞受賞、第6回(2009年)本屋大賞受賞、2010年映画化

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。(裏表紙より)


8位(43票)

『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫)/森見登美彦【著】、第20回(2007年)山本周五郎賞受賞、第137回(2007年上半期)直木賞候補、2007年本屋大賞第2位、2017年映画化

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の大傑作。

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」(本文より)

https://promo.kadokawa.co.jp/feature/yoruhamijikashi/

9位(39票)

『君の膵臓をたべたい』(双葉文庫)/住野よる【著】第13回(2016年)本屋大賞第2位、2017年実写映画化、2018年アニメ映画化

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、80万部突破のベストセラー待望の文庫化!

https://www.futabasha.co.jp/introduction/2015/kimisui/index.html

10位(38票)

『人間失格』(新潮文庫)/太宰治【著】、1948年筑摩書房より刊行、2010年映画化

この主人公は自分だ、と思う人とそうでない人に、日本人は二分される。

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。

https://www.shinchosha.co.jp/book/100605/

『博士の愛した数式』(新潮文庫)/小川洋子【著】、第55回(2004年)読売文学賞受賞、第1回(2004年)本屋大賞受賞、2006年映画化

ぼくの記憶は80分しかもたない――あまりに悲しく暖かい奇跡の愛の物語。

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

https://www.shinchosha.co.jp/book/121523/


11位(37票)〜20位(26票)

11位(37票)

『スロウハイツの神様(上)』(講談社文庫)/辻村深月【著】『スロウハイツの神様(下)』

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――あの事件から10年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。(講談社文庫)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000205267

12位(35票)

『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)/梨木香歩【著】、第28回(1995年)日本児童文学者協会新人賞受賞、第44回(1995年)小学館児童出版文化賞受賞、2008年映画化

大好きなおばあちゃんは本物の魔女。生きる力も本物だった――。それからの物語「渡りの一日」併録。

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

https://www.shinchosha.co.jp/book/125332/

13位(34票)

『すべてがFになる』(講談社文庫)/森博嗣【著】、第1回(1996年)メフィスト賞受賞、2014年テレビドラマ化、2015年テレビアニメ化

密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000198009

S&Mシリーズ


『夜のピクニック』(新潮文庫)/恩田陸【著】、第2回(2005年)本屋大賞、第26回(2004年度)吉川英治文学新人賞、2006年映画化

夜だから、いつものみんなも違って見える。私も少し、勇気を出せる。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

https://www.shinchosha.co.jp/book/123417/

14位(33票)

『白夜行』(集英社文庫)/東野圭吾【著】、2006年テレビドラマ化、2011年映画化

愛することは「罪」なのか。それとも愛されることが「罪」なのか。

1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。200万部突破!


『容疑者Xの献身』(文春文庫)/東野圭吾【著】、第6回(2006年)本格ミステリ大賞受賞、第134回(2005年下半期)直木賞受賞、2008年映画化

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167110123

ガリレオシリーズ


15位(31票)

『コンビニ人間』(文春文庫)/村田沙耶香【著】、第155回(2016年)芥川賞受賞

「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作

36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。世界各国でベストセラーの話題の書。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167911300

16位(31票)

『こころ』(新潮文庫)/夏目漱石【著】、1914年岩波書店より刊行

友情と恋の、どちらかを選ばなくてはならなくなったら、どうしますか……。

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。

https://www.shinchosha.co.jp/book/101013/

17位(30票)

『52ヘルツのクジラたち』/町田そのこ【著】、第17回(2021年)本屋大賞受賞

おかあさんが、大好きだった。

人生を家族に搾取されてきた女性と、母に「ムシ」と呼ばれている少年。愛を欲し、裏切られてきた孤独な魂が出会い、新たな物語が生まれる。

https://www.chuko.co.jp/special/52hertz/

52ヘルツのクジラとは:

他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない――

https://www.chuko.co.jp/special/52hertz/

『魔性の子 十二国記』(新潮文庫)/小野不由美【著】

「この物語は、これから始まる全てのプロローグです。」小野不由美。違和感を抱いて生きる少年の周辺で続く凄惨な事件の謎――。「十二国記」が動きだす!Episode0

どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。

https://www.shinchosha.co.jp/book/124051/

十二国記シリーズ


『羊と鋼の森』(文春文庫)/宮下奈都【著】、第154回(2015年下半期)直木賞候補、第13回(2016年)本屋大賞受賞、2018年映画化

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

https://books.bunshun.jp/sp/hitsuji-hagane

18位(28票)

『凍りのくじら』(講談社文庫)/辻村深月【著】、第27回(2006年)吉川英治文学新人賞候補作

高校2年、芦沢理帆子――。「家に帰れば、本が読めるから」誰と話しても、本気で楽しいと思えたことがなかった。あの光と出会うまでは。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000204914

19位(27票)

『砂漠』(新潮文庫)/伊坂幸太郎【著】

世界はきっと変えられる。信じることからすべてが始まる。鮮烈な感動、青春小説の新たな名作。

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

https://www.shinchosha.co.jp/book/125025/

20位(26票)

『ハリー・ポッター』/J・K・ローリング【著】、1997年イギリスで刊行、1999年日本語版が刊行、2001年映画化

ロンドン郊外の、どこにでもありそうな平凡な街角、ある晩不思議なことがおこる。そして額に稲妻の形をした傷を持つ赤ん坊が、一軒の家の前にそっと置かれる。生まれたばかりの男の子から両親を奪ったのは、暗黒の魔法使い、ヴォルデモート。

平凡な俗物のおじ、おばに育てられ、同い年のいとこにいじめられながら、その子、ハリー・ポッターは何も知らずに11歳の誕生日を迎える。突然その誕生日に、ハリーに手紙が届く。魔法学校への入学許可証だった。キングズ・クロス駅の「9と3/4番線」から魔法学校行きの汽車が出る。ハリーを待ち受けていたのは、夢と、冒険、友情、そして自分の生い立ちをめぐるミステリー。

ハリーはなぜ魔法界で知らぬものが無いほど有名なのか?額の傷はなぜか?自分でも気づかなかったハリーの魔法の力が次々と引き出されてゆく。そして邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決。

https://www.sayzansha.com/book/b357767.html

ハリー・ポッターシリーズ


『阪急電車』(幻冬舎文庫)/有川浩【著】、2011年映画化

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるちょっと気になるあの人だった……。電車に乗った人数分の人生が少しずつ交差し、希望へと変わるほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

https://www.gentosha.co.jp/book/b4248.html

『獣の奏者』(講談社文庫)/上橋菜穂子【著】、2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞

祝!アンデルセン賞作家賞受賞「自然や生き物に対する優しさと深い尊敬の念に満ちた」累計200万部突破の壮大なファンタジー!!上橋菜穂子の待望長編ファンタジー

1闘蛇編:決して人に馴れず、また馴らしてもいけない生き物とともに生きる宿命の少女・エリン。憎悪と呪い、孤独と悲しみのなかでやさしく凛々しく生きる孤高の魂の物語。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000183498

獣の奏者シリーズ



21位(25票)〜30位(15票)

21位(25票)


22位(24票)


23位(22票)


24位(21票)


25位(20票)


26位(19票)


27位(18票)


28位(17票)


29位(16票)


30位(15票)


31位(14票)〜40位(5票)

31位(14票)

  • 『お探しものは図書室まで』青山美智子
  • 『永遠の0』百田尚樹
  • 『姑獲鳥の夏』京極夏彦
  • 『砂の女』安部公房
  • 『四畳半神話体系』森見登美彦
  • 『斜陽』太宰治
  • 『精霊の守り人』上橋菜穂子
  • 『氷菓』米澤穂信

32位(13票)

  • 『1984年』ジョージ・オーウェル
  • 『1Q84』村上春樹
  • 『チルドレン』伊坂幸太郎
  • 『火車』宮部みゆき
  • 『罪と罰』ドストエフスキー
  • 『推し、燃ゆ』宇佐見りん
  • 『満願』米澤穂信

33位(12票)

  • 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス
  • 『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
  • 『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ
  • 『塩の街』有川浩
  • 『金閣寺』三島由紀夫
  • 『山月記』中島敦
  • 『八日目の蝉』角田光代
  • 『流星の絆』東野圭吾
  • 『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信

34位(11票)

  • 『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎
  • 『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎
  • 『ビプリア古書堂』三上延
  • 『ライオンのおやつ』小川糸
  • 『わたしを離さないで』カズオイシグロ
  • 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介
  • 『鹿の王』上橋菜穂子
  • 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹
  • 『痴人の愛』谷崎潤一郎
  • 『優しい死神の飼い方』知念実希人

35位(10票)

  • 『TSUGUMI』吉本ばなな
  • 『きらきらひかる』江國香織
  • 『グラスホッパー』伊坂幸太郎
  • 『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
  • 『ジェノサイド』高野和明
  • 『ナミヤ雑貨店の奇跡』東野圭吾
  • 『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹
  • 『ぼくのメジャースプーン』辻村深月
  • 『マカン・マラン』古内一絵
  • 『リバース』湊かなえ
  • 『悪の教典』貴志祐介
  • 『春琴抄』谷崎潤一郎
  • 『沈黙』遠藤周作
  • 『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午
  • 『和菓子のアン』坂本司

36位(9票)

  • 『クリムゾンの迷宮』貴志祐介
  • 『ドグラ・マグラ』夢野久作
  • 『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ
  • 『悪童日記』アゴタ・クリストフ
  • 『異邦人』カミュ
  • 『横道世之介』吉田修一
  • 『少女』湊かなえ
  • 『日の名残り』カズオイシグロ
  • 『夢をかなえるゾウ』水野敬也
  • 『模倣犯』宮部みゆき
  • 『羊をめぐる冒険』村上春樹
  • 『旅猫リポート』有川浩

37位(8票)

  • 『AX』伊坂幸太郎
  • 『BUTTER』柚木麻子
  • 『オリエント急行殺人事件』アガサ・クリスティ
  • 『キケン』有川浩
  • 『きみの友だち』重松清
  • 『ソロモンの偽証』宮部みゆき
  • 『ダレン・シャン』ダレン・シャン
  • 『ナラタージュ』島本理生
  • 『よるのばけもの』住野よる
  • 『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー
  • 『レインツリーの国』有川浩
  • 『異邦の騎士』島田荘司
  • 『夏の庭』湯本香樹実
  • 『屍鬼』小野不由美
  • 『自転しながら公転する』山本文緒
  • 『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ
  • 『女生徒』太宰治
  • 『神様のボート』江國香織
  • 『赤毛のアン』モンゴメリ
  • 『占星術殺人事件』島田荘司
  • 『百年の孤独』ガルシア=マルケス
  • 『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう
  • 『薬指の標本』小川洋子
  • 『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎
  • 『流星ワゴン』重松清

38位(7票)

  • 『13階段』高野和明
  • 『i』西加奈子
  • 『NO.6』あさのあつこ
  • 『Nのために』湊かなえ
  • 『アルケミスト』パウロ・コエーリョ
  • 『キネマの神様』原田マハ
  • 『グレート・ギャツビー』フィッツジェラルド
  • 『ゴーストハント』小野不由美
  • 『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーウェンズ
  • 『シャーロック・ホームズ』コナン・ドイル
  • 『ファーストラヴ』島本理生
  • 『ボッコちゃん』星新一
  • 『リカ』五十嵐貴久
  • 『レ・ミゼラブル』ヴィクトル・ユゴー
  • 『レベル7』宮部みゆき
  • 『わたしの美しい庭』凪良ゆう
  • 『夏と花火と私の死体』乙一
  • 『漁港の肉子ちゃん』西加奈子
  • 『月光ゲーム』有栖川有栖
  • 『罪の声』塩田武士
  • 『時計館の殺人』綾辻行人
  • 『線は、僕を描く』砥上裕將
  • 『天久鷹央の事件カルテ』知念実希人
  • 『天地明察』沖方丁
  • 『麦本三歩の好きなもの』住野よる
  • 『風の歌を聴け』村上春樹
  • 『本屋さんのダイアナ』柚木麻子
  • 『夢十夜』夏目漱石
  • 『名前探しの放課後』辻村深月
  • 『夜市』恒川光太郎
  • 『薬屋のひとりごと』日向夏
  • 『有頂天家族』森見登美彦
  • 『旅のラゴス』筒井康隆
  • 『傲慢と善良』辻村深月
  • 『慟哭』貫井徳郎
  • 『檸檬』梶井基次郎
  • 『魍魎の匣』京極夏彦

39位(6票)

  • 『アリス殺し』小林泰三
  • 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
  • 『ガダラの豚』中島らも
  • 『クラインの壷』岡嶋二人
  • 『この闇と光』服部まゆみ
  • 『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン
  • 『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹
  • 『ひと』小野寺史宜
  • 『マスカレード・ホテル』東野圭吾
  • 『ムゲンのi』知念実希人
  • 『暗いところで待ち合わせ』乙一
  • 『何者』朝井リョウ
  • 『家守奇譚』梨木香歩
  • 『花の鎖』湊かなえ
  • 『海賊とよばれた男』百田尚樹
  • 『銀河英雄伝説』田中芳樹
  • 『黒い家』貴志祐介
  • 『細雪』谷崎潤一郎
  • 『桜の森の満開の下』坂口安吾
  • 『殺人鬼フジコの衝動』真梨幸子
  • 『三日間の幸福』三秋縋
  • 『紙の月』角田光代
  • 『七回死んだ男』西澤保彦
  • 『終末のフール』伊坂幸太郎
  • 『食堂かたつむり』小川糸
  • 『深い河』遠藤周作
  • 『世界から猫が消えたなら』川村元気
  • 『星を継ぐもの』J・P・ホーガン
  • 『星降り山荘の殺人』倉知淳
  • 『正欲』朝井リョウ
  • 『青い鳥』重松清
  • 『太陽の塔』森見登美彦
  • 『豆の上で眠る』湊かなえ
  • 『壁』安部公房
  • 『木曜日にはココアを』青山美智子
  • 『夜行』森見登美彦
  • 『余命10年』小坂流加
  • 『嵐が丘』E・ブロンテ

40位(5票)

  • 『GOTH』乙一
  • 『ZOO』乙一
  • 『あひる』今村夏子
  • 『オー!ファーザー』伊坂幸太郎
  • 『か「」く「」し「」ご「」と「」』住野よる
  • 『ガソリン生活』伊坂幸太郎
  • 『かもめ食堂』群ようこ
  • 『カラスの親指』道尾秀介
  • 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和
  • 『こちらあみ子』今村夏子
  • 『ジョーカー・ゲーム』柳広司
  • 『ストーリー・セラー』有川浩
  • 『その可能性はすでに考えた』井上真偽
  • 『たゆたえども沈まず』原田マハ
  • 『ドリアン・グレイの肖像』オスカー・ワイルド
  • 『ハーモニー』伊藤計劃
  • 『パラドックス13』東野圭吾
  • 『ペスト』カミュ
  • 『ホワイトラビット』伊坂幸太郎
  • 『みをつくし料理帖』髙田郁
  • 『ラッシュライフ』伊坂幸太郎
  • 『暗黒女子』秋吉理香子
  • 『暗幕のゲルニカ』原田マハ
  • 『塩狩峠』三浦綾子
  • 『仮面病棟』知念実希人
  • 『華氏451度』レイ・ブラッドベリ
  • 『虐殺器官』伊藤計劃
  • 『九つの、物語』橋本紡
  • 『君は月夜に光り輝く』佐野徹夜
  • 『県庁おもてなし課』有川浩
  • 『源氏物語』紫式部
  • 『言の葉の庭 新海誠
  • 『幸福な食卓』瀬尾まいこ
  • 『告白』町田康
  • 『黒祠の島』小野不由美
  • 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹
  • 『坂の上の雲』司馬遼太郎
  • 『桜のような僕の恋人』宇山佳佑
  • 『子どもたちは夜と遊ぶ』辻村深月
  • 『指輪物語』トールキン
  • 『死後の恋』夢野久作
  • 『私の男』桜庭一樹
  • 『失われる物語』乙一
  • 『十字架』重松清
  • 『人間椅子』江戸川乱歩
  • 『人魚の眠る家』東野圭吾
  • 『図書館の魔女』高田大介
  • 『水を縫う』寺地はるな
  • 『生きるぼくら』原田マハ
  • 『赤と黒』スタンダール
  • 『対岸の彼女』角田光代
  • 『都会のトム&ソーヤ』はやみねかおる
  • 『燃えよ剣 』司馬遼太郎
  • 『箱男』安部公房
  • 『八月の銀の雪』伊与原新
  • 『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人
  • 『夜と霧』V・E・フランクル
  • 『流しのしたの骨』江國香織
  • 『旅する練習』乗代雄介
  • 『老人と海』ヘミングウェイ

(敬称略)



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ゆきひこ

言葉の渦に溺れがちですが、それでもなんとか呼吸するために、言葉を書いています。潔く憂鬱。

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