ちくま文庫の太宰治全集を参考に、青空文庫のリンクをまとめています。その全集に収録されている、ほぼ全ての太宰治作品を読むことができます。
太宰治全集(全10冊セット) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]第一創作集『晩年』から『人間失格』、さらに『もの思う葦』ほか随想集も含め、清新な装幀でおくる待望の文庫版全集。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022509/
太宰治
1909-1948。青森県北津軽郡の生まれ。本名津島修治。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東大仏文科に進む。この間、左翼思想に傾倒。「魚服記」「思い出」でデビュー。戦中から戦後にかけて「ロマネスク」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」など、次々と秀作を発表。流行作家としての栄光のさなかに自殺。
https://www.chikumashobo.co.jp/author/001823/
太宰治全集(1)
太宰治全集(1) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]「私はこの短篇集1冊のために、10箇年を棒に振った。まる10箇年、市民と同じさわやかな朝めしを食わなかった。…私はこの本1冊を創るためにのみ生れた」(「もの思う葦」)。第1創作集『晩年』(昭和11年刊)と、それにつづく“苦悩の時期”に書かれた諸篇を収める。
若い読者を魅きつけてやまない太宰文学のすべてを、文庫版で贈る初の全集。第一創作集「晩年」と 苦悩の時期 の「ダス・ゲマイネ」他を収録。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022516/
晩年
葉
思い出
魚服記
列車
地球図
猿ヶ島
雀こ
道化の華
猿面冠者
逆行
彼は昔の彼ならず
ロマネスク
玩具
陰火
めくら草紙
ダス・ゲマイネ
雌に就いて
虚構の春
狂言の神
参考:『思ひ出』序(所收――「思ひ出」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新樹の言葉」「富嶽百景」「餘瀝 近事片々」)/「地球図」序/『猿面冠者』あとがき(所收――「猿面冠者」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新ハムレツト」)/『姥捨』あとがき(所收――「葉」「列車」「I can speak」「姥捨」「東京八景」「みみづく通信」「佐渡」「たづねびと」「千代女」)/『玩具』あとがき(所收――「玩具」「魚服記」「地球圖」「猿ヶ島」「めくら草紙」「皮膚と心」「きりぎりす」「畜犬談」)/『富嶽百景』序(所收――「富嶽百景」「女生徒」「滿願」「駈込み訴へ」「女の決鬪」「走れメロス」「彼は昔の彼ならず」「ロマネスク」)/『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)
太宰治全集(2)
太宰治全集(2) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]パビナール中毒、入院、心中未遂…なお惑乱と絶望の時期はつづく。やがて訪れる転機。時に太宰、30歳。生への意欲が燃え、文学への情熱が湧きあがる。名作「富岳百景」他の諸篇が書きつがれ、書下し創作集『愛と美について』が生まれる。
パビナール中毒、入院、心中未遂……。なお惑乱と絶望の時期はつづく。「創生記」「二十世紀旗手」「富嶽百景」「愛と美について」他11篇収録。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022523/
創生記
喝采
二十世紀旗手
あさましきもの
HUMAN LOST
灯篭
満願
姥捨
I can speak
富嶽百景
黄金風景
女生徒
懶惰の歌留多
葉桜と魔笛
愛と美について
秋風記
新樹の言葉
花燭
愛と美について
火の鳥
参考:『思ひ出』序(所收――「思ひ出」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新樹の言葉」「富嶽百景」「餘瀝 近事片々」)/『猿面冠者』あとがき(所收――「猿面冠者」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新ハムレツト」)/『姥捨』あとがき(所收――「葉」「列車」「I can speak」「姥捨」「東京八景」「みみづく通信」「佐渡」「たづねびと」「千代女」)/『女性』あとがき(所收――「十二月八日」「女生徒」「葉櫻と魔笛」「きりぎりす」「燈籠」「誰も知らぬ」「皮膚と心」「恥」「待つ」)/『富嶽百景』序(所收――「富嶽百景」「女生徒」「滿願」「駈込み訴へ」「女の決鬪」「走れメロス」「彼は昔の彼ならず」「ロマネスク」)/『老ハイデルベルヒ』序(所收――「兄たち」「愛と美について」「新樹の言葉」「老ハイデルベルヒ」「おしやれ童子」「八十八夜」「秋風記」「短篇集―ア、秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」)/『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)/『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)
太宰治全集(3)
太宰治全集(3) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]昭和14年1月、結婚して新居を構えた太宰に、初めて生活の安定と心の平和がおとずれる。「僕は…この家一つは何とかして守って行くつもりだ」(「東京八景」)。規則正しい執筆生活の中から次つぎと作品が生まれた。
昭和14年1月、結婚。生活の安定と心の平安が訪れた時代の作品25篇を収録。「八十八夜」「駈け込み訴え」「走れメロス」「女の決闘」他。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022530/
八十八夜
座興に非ず
美少女
畜犬談
ア、秋
デカダン抗議
おしゃれ童子
皮膚と心
春の盗賊
俗天使
兄たち
鴎
女人訓戒
女の決闘
駈込み訴え
老〈アルト〉ハイデルベルヒ
誰も知らぬ
善蔵を思う
走れメロス
古典風
盲人独笑
乞食学生
失敗園
一灯
リイズ
参考:『玩具』あとがき(所收――「玩具」「魚服記」「地球圖」「猿ヶ島」「めくら草紙」「皮膚と心」「きりぎりす」「畜犬談」)/『女性』あとがき(所收――「十二月八日」「女生徒」「葉櫻と魔笛」「きりぎりす」「燈籠」「誰も知らぬ」「皮膚と心」「恥」「待つ」)/『富嶽百景』序(所收――「富嶽百景」「女生徒」「滿願」「駈込み訴へ」「女の決鬪」「走れメロス」「彼は昔の彼ならず」「ロマネスク」)/『老ハイデルベルヒ』序(所收――「兄たち」「愛と美について」「新樹の言葉」「老ハイデルベルヒ」「おしやれ童子」「八十八夜」「秋風記」「短篇集―ア、秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」)/『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)/『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)
太宰治全集(4)
太宰治全集(4) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]初の書下し長篇「新ハムレット」をはじめ「東京八景」他11篇収録。
16年5月末、「当分、他の仕事は断って、没頭し」た懸案の書下し長篇「新ハムレット」が完成。他に「きりぎりす」「東京八景」「清貪譚」など12篇収録。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022547/
きりぎりす
ろまん灯籠
東京八景
みみずく通信
佐渡
清貧譚
服装に就いて
令嬢アユ
千代女
新ハムレット
風の便り
誰
恥
参考:『猿面冠者』あとがき(所收――「猿面冠者」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新ハムレツト」)/『姥捨』あとがき(所收――「葉」「列車」「I can speak」「姥捨」「東京八景」「みみづく通信」「佐渡」「たづねびと」「千代女」)/『玩具』あとがき(所收――「玩具」「魚服記」「地球圖」「猿ヶ島」「めくら草紙」「皮膚と心」「きりぎりす」「畜犬談」)/『女性』あとがき(所收――「十二月八日」「女生徒」「葉櫻と魔笛」「きりぎりす」「燈籠」「誰も知らぬ」「皮膚と心」「恥」「待つ」)/『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)/『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)
太宰治全集(5)
太宰治全集(5) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]昭和16年12月、日本は大きな戦争に突入した。「しかし、私は小説を書く事は、やめなかった。もうこうなったら、最後までねばって小説を書いて行かなければ、ウソだと思った…」(「十五年間」)。大戦の進行につれて文化統制が強化されるなかで、太宰ほど質の高い文学活動をした作家は、ほかにない。戦時下に成った作品群を収める。
16年12月、日本は大きな戦争に突入した。戦時下、いっそう質の高い文学活動が展開され、名作が生み出された。「正義と微笑」「帰去来」他12篇。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022554/
新郎
十二月八日
律子と貞子
待つ
水仙
正義と微笑
小さいアルバム
花火
帰去来
故郷
禁酒の心
黄村先生言行録
花吹雪
不審庵
参考:『女性』あとがき(所收――「十二月八日」「女生徒」「葉櫻と魔笛」「きりぎりす」「燈籠」「誰も知らぬ」「皮膚と心」「恥」「待つ」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)
太宰治全集(6)
太宰治全集(6) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]強い憧洒と新近感をもって精神の貴族のすがたを描いた長篇「右大臣実朝」ほか、息苦しい戦時態勢下に成った秀作諸篇を収める。
親近感をもって精神の貴族を描いた「右大臣実朝」ほか戦時態勢下に成った秀作を収める。「鉄面皮」「赤心」「作家の手帖」「佳日」「散華」「新釈諸国噺」他。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022561/
鉄面皮
赤心
右大臣実朝
作家の手帖
佳日
散華
雪の夜の話
東京だより
新釈諸国噺
竹青
参考:
太宰治全集(7)
太宰治全集(7) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]昭和19年5月12日から6月にかけて、津軽地方を取材旅行、7月、「津軽」完成。12月、仙台に赴いて魯迅在留当時のことを調査、それをもとに20年2月、「惜別」によって若い日の魯迅の思想的苦悩と変転を描き上げる。引きつづく空襲警報下の3月、「お伽草紙」執筆にとりかかる。6月末、「お伽草紙」完成。敗色濃い状況のなか、戦火に追われつつも、旺盛な執筆活動はつづく。
敗色濃い状況のなか、戦火に追われつつも旺盛な執筆活動がつづく。昭和19年7月「津軽」、20年2月「惜別」、同年6月完成の「お伽草紙」を収録。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022578/
参考:
太宰治全集(8)
太宰治全集(8) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]戦争は敗れて終わった。太宰の文学の放つ妖しくなまなましい光芒は、戦後の人びとの眼にいっそう鮮明に映らずにはいなかった。彼は戦前においてすでに作家であった。終戦のとき、青森県金木の生家にいた太宰は、ただちに「パンドラの匣」を連載するとともに戦後の活動をはじめた。本巻には、その津軽疎開中に書いた全作品を収める。
戦争は敗れて終わった。青森の生家にあって既に戦後の活躍をはじめていた太宰。その疎開中に成った「パンドラの匣」「ヴィヨンの妻」他18篇。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022585/
パンドラの匣
薄明
庭
親という二字
嘘
貨幣
やんぬる哉
十五年間
未帰還の友に
苦悩の年鑑
チャンス
雀
たずねびと
男女同権
親友交歓
トカトントン
メリイクリスマス
ヴィヨンの妻
冬の花火
春の枯葉
参考:『姥捨』あとがき(所收――「葉」「列車」「I can speak」「姥捨」「東京八景」「みみづく通信」「佐渡」「たづねびと」「千代女」)/『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)/『パンドラの匣』あとがき
太宰治全集(9)
太宰治全集(9) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]太宰最晩年の代表作「斜陽」「人間失格」「桜桃」他15篇を収録する。
東京三鷹の旧居にもどり、文壇の寵児として華やかな脚光を浴びつつ最晩年を飾った太宰の名作群「斜陽」「人間失格」「桜桃」「グッド・バイ」他14篇。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022592/
母
父
女神
フォスフォレッスセンス
朝
斜陽
おさん
犯人
饗応夫人
酒の追憶
美男子と煙草
眉山
女類
渡り鳥
桜桃
家庭の幸福
人間失格
グッド・バイ
太宰治全集(10)
太宰治全集(10) (ちくま文庫) [ 太宰治 ]「生きて行く力―いやになってしまった活動写真を、おしまいまで、見ている勇気。」昭和10年発表の「もの思う葦」より死の直前の「如是我聞」にいたる一切のエッセイ、アフォリズムを収録する。
昭和10年発表の「もの思う葦」より死の直前の「如是我聞」に至る一切の随想、アフォリズムを収める。他に無名時代の秀作「断崖の錯覚」を初収録。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022608/
田舎者/魚服記に就て/断崖の錯覚[「黒木舜平」の筆名で発表した小説]/もの思う葦/川端康成へ/碧眼托鉢/人物に就いて/古典竜頭蛇尾/悶悶日記/走ラヌ名馬/先生三人/音に就いて/檀君の近業について/思案の敗北/創作余談/「晩年」に就いて/一日の労苦/多頭蛇哲学/答案落第/緒方氏を殺した者/一歩前進二歩退却/富士に就いて/校長三代/女人創造/九月十月十一月/春昼/当選の日/正直ノオト/ラロシフコー/「人間キリスト記」その他/市井喧争/困惑の弁/心の王者/このごろ/鬱屈禍/酒ぎらい/知らない人/諸君の位置/無趣味/義務/作家の像/三月三十日/国技館/大恩は語らず/自信の無さ/六月十九日/貪婪禍/砂子屋/パウロの混乱/文盲自嘲/かすかな声/弱者の糧/男女川と羽左衛門/五所川原/青森/容貌/「晩年」と「女生徒」/私の著作集/世界的/私信/或る忠告/食通/一問一答/無題/小照/炎天汗談/天狗/わが愛好する言葉/金銭の話/横綱/革財布/「惜別」の意図/芸術ぎらい/郷愁/純真/一つの約束/春/返事/津軽地方とチエホフ/政治家と家庭/海/同じ星/新しい形の個人主義/織田君の死/わが半生を語る/小志/かくめい/小説の面白さ/徒党について/黒石の人たち/如是我聞
※ ちくま文庫太宰治全集には、『「告別」の意図』と記載されていますが、『「惜別」の意図』が正しいと思われます。太宰治全集(10) (ちくま文庫) Kindle版の目次には、『「惜別」の意図』と記載されていることを確認しました。
参考:『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)
参考
青空文庫に掲載されているその他の作品
『思ひ出』序(所收――「思ひ出」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新樹の言葉」「富嶽百景」「餘瀝 近事片々」)/「地球図」序/『猿面冠者』あとがき(所收――「猿面冠者」「ダス・ゲマイネ」「二十世紀旗手」「新ハムレツト」)/『玩具』あとがき(所收――「玩具」「魚服記」「地球圖」「猿ヶ島」「めくら草紙」「皮膚と心」「きりぎりす」「畜犬談」)/『女性』あとがき(所收――「十二月八日」「女生徒」「葉櫻と魔笛」「きりぎりす」「燈籠」「誰も知らぬ」「皮膚と心」「恥」「待つ」)/『姥捨』あとがき(所收――「葉」「列車」「I can speak」「姥捨」「東京八景」「みみづく通信」「佐渡」「たづねびと」「千代女」)/『富嶽百景』序(所收――「富嶽百景」「女生徒」「滿願」「駈込み訴へ」「女の決鬪」「走れメロス」「彼は昔の彼ならず」「ロマネスク」)/『老ハイデルベルヒ』序(所收――「兄たち」「愛と美について」「新樹の言葉」「老ハイデルベルヒ」「おしやれ童子」「八十八夜」「秋風記」「短篇集―ア、秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」)/『ろまん灯籠』序(所收――「懶惰の歌留多」「古典風」「ろまん燈籠」「貨幣」「隨筆―海・津輕地方とチエホフ・返事」)/『東京八景』あとがき(所收――「東京八景」「HUMAN LOST」「きりぎりす」「短篇集―一燈・失敗園・リイズ」「盲人濁笑」「ロマネスク」「乞食學生」)/『風の便り』あとがき(所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」)/『パンドラの匣』あとがき/「グッド・バイ」作者の言葉/
『井伏鱒二選集』後記/自作を語る/田中君に就いて/地図/豊島与志雄著『高尾ざんげ』解説/春夫と旅行できなかつた話